オープンカーの洗車方法は?注意点や洗車機NGの理由も解説

オープンカーを洗うときは、洗車機を使用してもよいのでしょうか。洗車機を使用すると幌が傷ついたり、車内に水が浸入したりする恐れがあるので、手洗いをするのがおすすめです。この記事では、オープンカーを洗車する際の注意点や、洗車機にかけられない理由を詳しく解説します。正しい洗車方法を知って、オープンカーをキレイに保ちましょう。

オープンカーの洗車方法【ボディ】

1.車体全体に水をかける

2.スポンジにカーシャンプーをつけて車体の上から下の順に洗う

3.ブラシやタイヤなど汚れやすい部分をこすり洗いする

4.水でカーシャンプーをよく流す

5.車体の上から下の順にタオルで水気を拭き取る

幌以外の車体部分の洗車は、オープンカーも普通車も基本的に同じです。まず、水で付着した砂やほこりを綺麗に洗い流します。車全体に水をかける際は、車内に水が入らないように注意が必要です。車体を傷つけないように、拭き上げは優しく行います。シミなどの原因になるので、洗剤や水滴が残らないよう丁寧に拭き上げましょう。

洗車方法についてさらに詳しくみる

オープンカーを洗車するときのポイント【ボディ】

オープンカーの洗車は、幌以外は普通の車と手順は同じです。ボディを洗う時のポイントを押さえておきましょう。

普通車の洗車と同じツール、カーシャンプーを用意する

洗車に必要な道具は普通車の場合と同じです。バケツ、ブラシ、スポンジ、カーシャンプー、毛羽立たないマイクロファイバークロスなどの柔らかいタオルを用意します。

カーシャンプーは、車の塗装面に優しい中性のものがおすすめです。スポンジと拭き上げ用のタオルは、ボディ用とタイヤホイール用にそれぞれ2つずつ準備しておきましょう。

曇りの日や夕方を選ぶ

洗車にベストな天気・時間帯は、曇りの日の涼しい朝方や夕方です。晴れた日中に洗車をすると車体についた水滴が日光を反射して、焼けをつくってしまう恐れがあります。なるべく日光を避けてください。

日差しが強い日や時間帯に行うと、水で流す前にカーシャンプーが乾いてしまい、シミやムラの原因にもなります。ほこりやチリなどが付着しやすいので、風が強い日も避けたほうがよいでしょう。

「マイクロファイバークロス」の詳細はこちら

オープンカーの洗車方法【幌】

1.幌全体に水をかける

2.スポンジにカーシャンプーをつけて、丁寧に優しく洗う

3.水でカーシャンプーを流す

4.水気を丁寧に拭き取り、よく乾燥させる

オープンカーの幌は、車体とは別に手洗いで行いましょう。ここでは、洗い方を詳しく解説します。

1.幌全体に水をかける

まず、砂やほこりを落とすために、幌全体に水をかけてください。あらかじめ柔らかいブラシなどで砂ぼこりを除去しておけば、より綺麗に洗い流せます。高圧洗浄機は幌を傷めるので、ハンディタイプであっても使用は避け、ホースやバケツを使って水をかけましょう。

2.スポンジにカーシャンプーをつけて丁寧に優しく洗う

次に、スポンジにカーシャンプーをつけて洗っていきますが、必ず幌の素材にあったスポンジやブラシを使いましょう。たわしやナイロンブラシなどは素材を傷つけてしまう恐れがあるので、あまりおすすめできません。

強くこすると幌を傷めてしまうため、優しく丁寧にこすり洗いします。布目や生地の向き沿って洗うのがポイントです。

3.水でカーシャンプーを流す

カーシャンプーで洗い終えたら、通常のホースやバケツを使って水をかけましょう。カーシャンプーを洗い流す際も、高圧洗浄機は避けてください。

幌の傷みの原因になるので、シャンプーが残らないようにしっかり洗い流します。また、車内に水が入り込むことがあるので、幌と窓ガラスの境目には水をかけないよう注意しましょう。

4.水気を丁寧に拭き取り、よく乾燥させる

最後に、水気を丁寧に拭き取ってからよく乾かし、完全に乾燥させてから幌を開けるようにしましょう。幌に水気が残っていると、劣化やカビ、縮みの原因になるため注意してください。乾くまでは、雨風などで再び汚れてしまわないように、屋根のある場所に置いておきます。

オープンカーを洗車するときのポイント【幌】

幌に汚れが残ってしまうと、洗うのが大変になるばかりか劣化の原因になることも。幌の素材を傷めずに洗えるよう、洗車時のポイントをしっかり押さえておきましょう。

幌の洗車ツールは傷めにくいものを

使用するスポンジ、ブラシなどは幌の素材に合わせて使い分ける必要があります。幌には、主にビニール製かアクリル製の生地が用いられます。アクリル製の幌は擦れに弱いので、柔らかいブラシを使いましょう。

幌を傷めにくいので、シャンプーは界面活性剤が入っていないものがおすすめです。低刺激かつ汚れが落としやすい、非イオン界面活性剤がよいでしょう。

「WASH HOUR」の詳細はこちら

汚れはすぐに落とす

幌に汚れがついたらすぐ落とすように、普段から心がけましょう。とくに鳥のフンは、ついたまま放置すると汚れが落ちにくくなるうえに、生地が劣化する原因になります。見つけたらすぐ落としてください。車に乗っている以上汚れは避けられないので、定期的に幌の状態を確認する癖づけが必要です。

オープンカーの洗車に関する注意点

オープンカーの洗車に関する注意点を見ていきましょう。ソフトトップだけでなく、ハードトップであっても丁寧に洗うのが大切です。

洗車機の使用は基本的にNG

オープンカーを洗車機にかけるのはなるべく避けましょう。走行時や駐車中は雨雪にさらされているため大丈夫と思うかもしれませんが、洗車機の高水圧に耐え切れるかは別問題です。

幌が開閉式のパーツである以上、隙間から水が浸入してしまう可能性は限りなく高いといえます。また、接続部(ゴム)の劣化にもつながるので、やはり控えておくべきでしょう。ハードトップのオープンカーでも洗車機を利用すると洗車傷がついたり、接続部の劣化を招いたりする可能性があるためおすすめしません。

幌を洗う際にはより一層の注意を

幌の多くは、布製やレザーなどデリケートな素材です。洗う際には丁寧なケアを心がけ、より一層の注意を払いましょう。また、幌と他のパーツの接続部分は主にゴムパッキンです。高い水圧がかかるとゴムの劣化につながるので、配慮しながら水をかけてください。

幌は素材の特性上、時間が経つと汚れを落としにくくなります。長い間放置しないようにすることが大事です。

水を排出してくれるドレーンフィルターにも気配りを

ドレーンフィルターの定期的なチェックも大切です。ドレーンフィルターは、ボディと幌の合わせ目から入った水を、ボディの外に排出するためのパーツです。

ドレーンフィルターに木の葉などが詰まってしまうと、最悪の場合、車内に水が浸入してしまうこともあります。ドレーンフィルターの汚れにも気を配り、定期的に手入れしましょう。

オープンカーの保管方法

オープンカーの青空駐車は、幌の寿命を早めてしまうので避けましょう。幌の素材に関わらず、直射日光や雨風、気温差などの影響で、ひび割れや硬化、色褪せ、雨漏りなどが起こり 寿命が縮まってしまいます。

可能な限り屋内に駐車し、屋外であればボディカバーをかけて保管しましょう。汎用品のボディカバーは、ベルトなどでカバーを押さえつけるものが多く、柔らかい素材のソフトトップには向いていません。また、着脱時の摩擦でボディを傷つけてしまう恐れがあります。車種専用のボディカバーを使用するのが望ましいです。

オープンカーの洗車にも!水なしカーシャンプー「WASH HOUR」

自宅での洗車もラクラク!カーシャンプー「WASH HOUR」

NILESの「WASH HOUR」は、オープンカーの洗車にもおすすめのカーシャンプー。最大の特徴は、水を使わずに車を洗えるところです。ボディに吹きかけてから布で拭き取るだけなので、水を用意する手間や、周りを水浸しにしてしまう心配もありません。

ガラス、インパネ、シートなどボディ以外の掃除もできます。使い方は至って簡単で、窓ガラスにも使用可能。これ1本でいつでもどこでも手軽に洗車できます。

「WASH HOUR」の詳細はこちら

オープンカーの洗車は幌の手入れがポイント

オープンカーの洗車は基本的に普通の車と同じように行って問題ありません。しかし、注意したいのは幌の洗い方と普段の手入れです。日頃から洗車の仕方や手入れに注意しておかなければ、幌の寿命を縮めてしまう可能性があります。記事で紹介したポイントをしっかり押さえておきましょう。

幌の劣化を抑えたい場合は、コーティングをするのも方法の一つです。コーティングは自分で行うこともできなくはないですが、下手をすると素材が硬くなってしまい幌が破れたり割れたりする原因になってしまいます。もしコーティングするなら専門店に依頼するのが安心です。

ワックスコーティング効果があるNILESの「WASH HOUR」を使えば、洗車のたびにコーティングが可能です。水不要で使い方も簡単。車を美しく保つためにも、ぜひお試しください。

おすすめのカーシャンプーはこちら