コーティング車の洗車時は塗装を剥がさないためにやさしく洗うのがポイントです。また、洗車頻度などコーティング車特有の注意点もあります。そこで今回は、コーティング効果を維持するための洗車方法や押さえておきたいポイント、コーティング車におすすめのカーシャンプーも紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
コーティング車でも洗車してOK?
車のコーティングはツヤ出しだけでなく、汚れの付着を予防する効果があります。しかし、コーティングをしていても、多少のホコリや砂、泥などはついてしまうことがあり、汚れの付着を完全に防ぐことはできません。特に、鳥の糞は強い酸性なのでコーティングに付着すると酸化してしまい、車の塗装が剥がれてしまう可能性があります。
コーティングをした車でも、やさしく手洗いすればコーティングが剥がれることなく洗車ができます。車についた汚れを放置すると車体を傷つけてしまう可能性があるため、コーティング車でも定期的な洗車が必要です。
コーティング車の洗車方法
カーシャンプーと柔らかいタオル等でやさしく手洗いする
コーティングされている車の汚れは水洗いで落とせることが多いです。
ただし、鳥の糞や汚れがこびりついている場合は、水洗いだけでは落としにくいためカーシャンプーを使用しましょう。
洗車機は洗浄威力が強く、コーティングが剥がれたり、キズがついたりする可能性があるのでおすすめしません。
水なし洗車という方法もありますが、汚れが付着したままボディを擦ることにより車体にキズがつきやすくなるため、洗車の際はなるべく水を使いましょう。
ただし、水を使用した洗車は準備や片付けが大変で面倒だと思う方も多いと思います。手軽に洗車をしたいという方におすすめなのが、スプレータイプのカーシャンプーです。
スプレータイプのカーシャンプーは、水で洗い流さなくていい車用の洗剤です。カーシャンプーを使用することにより車とクロスの摩擦が軽減されるため、水なし洗車よりも安全に洗車ができます。洗い流し不要のため簡単に洗車ができ、汚れもしっかり落とせるのがポイントです。
コーティング車を洗車する際のポイント
・コーティング後1か月は洗車を控える
・車の色に合わせて洗車頻度を決める
・気温の高い日時を避ける
・水道水をかけた後に放置しない
コーティング車には通常の洗車方法に加え、注意しなければいけないことがあります。コーティング効果を最大限に発揮するためにも適切な方法で洗車しましょう。
コーティング後1か月は洗車を控える
コーティング剤を塗装して膜が形成されることを硬化といいますが、コーティング剤が完全に硬化するまで約1か月かかります。完全に硬化していない状態で洗車するとコーティング剤が剝がれてしまうため、車が汚れやすくなります。
コーティング後1か月以内で汚れが気になる場合は、カーシャンプーを使わずに水洗い洗車で済ませましょう。
車の色に合わせて洗車頻度を決める
車の色 | 駐車場所 | 洗車頻度 |
濃い色 | 屋外 | 1週間に1回 |
濃い色 | 屋内 | 2週間に1回 |
淡い色 | 屋外 | 2週間に1回 |
淡い色 | 屋内 | 1か月に1回 |
黒や青など車の色が濃いと汚れが目立ちやすく、駐車場所が屋外の場合は汚れやすくなるため、こまめな洗車が必要です。
白など車の色が淡く、屋内に駐車している場合は、キズが目立ちにくく汚れが付着しにくい環境のため頻繁な洗車は不要です。洗車頻度は車の色や駐車場所によって異なるので、上の表を参考にしてみてください。
気温の高い日時を避ける
気温が高い日は水分が蒸発しやすいため、水垢が車体に残りやすくなります。水垢を防ぐには水滴が乾いてしまう前に車体を拭き上げる必要があるため、気温が高く直射日光が照りつける日は避けましょう。
ワックスがけをおこなう場合も、気温が高いと塗った直後に硬化してしまい、仕上がりにムラができる可能性があります。乾きにくい朝方や夕方など涼しい時間帯に洗車しましょう。夜は周囲が暗くなり、洗い残しや磨き残しが発生するリスクが高くなるため、おすすめできません。
水道水をかけた後に放置しない
水道水にはミネラル成分が含まれているため、蒸発すると「イオンデポジット」という白い跡になります。車体にイオンデポジットが付着すると見た目が悪くなるだけでなく、放置すると塗装面に侵食し陥没する「ウォータースポット」の原因にもなります。ウォータースポットまで進行すると簡単に落とすことが難しく、塗装面を削らなければなりません。前述したように、水道水で洗い流した後は素早く拭き取ることが重要です。
スプレータイプの水なしカーシャンプー「WASH HOUR」
「WASH HOUR」は水で洗い流し不要のスプレータイプのカーシャンプーです。コーティング車にも使用することができ、これ1本で洗浄からコーティングまで完了します。
コーティング剤が含まれていないカーシャンプーで洗車する場合、水洗い後カーシャンプーで洗車し、拭き上げた後にコーティング剤を塗る必要があるため時間も手間もかかります。
「WASH HOUR」なら、車にスプレーを吹きかけて拭き取るだけなので、すべての工程が1回に集約され、時間も水も節約できます。また、場所も選ばないので気になったときにいつでも洗車でき、気になる部分だけの汚れを落とすことも可能です。手軽に洗車とコーティングをしたい場合におすすめのカーシャンプーです。
コーティング車はスプレータイプのカーシャンプーで部分洗いがおすすめ
コーティング車は塗装面が剝がれてしまうこともあるため、あまり汚れていなければ洗浄力の強いカーシャンプーの使用は避けたほうがいいでしょう。
しかし、部分的に汚れがついてしまった場合はカーシャンプーで落としたいと思う人も多いと思います。「WASH HOUR」ならスプレータイプのカーシャンプーなので、全体を洗う必要がなく、気になる部分だけに使用することができます。水なしで洗車ができるため短時間で済むのもメリットです。
また、コーティング効果もあるため、コーティングが劣化した車に使用することで強化することもできます。まだキズや汚れの付着を防止してくれるので、コーティングしていない車にも使用することで車をきれいに保てます。