洗車はやりすぎると逆効果?適切な頻度や洗うべきタイミングを解説

洗車はやりすぎるとよくないのか、気になる方も多いでしょう。結論、やりすぎは車体に洗車キズやダメージを与える要因になるため、適度な頻度をおすすめします。本記事では、洗車はやりすぎると逆効果といわれる理由や適切な頻度、洗うべきタイミングについて解説します。

洗車のやりすぎが逆効果の理由

洗車はやりすぎると、以下のようにかえって車を傷める可能性があるので注意が必要です。

・洗車キズやシミができる

・タイヤが劣化する

・コーティング剤の効果が薄れる

洗車キズやシミができる

洗車機は便利ですが、ブラシの摩擦により車体にキズが付くリスクがあります。また、手洗い洗車も注意が必要です。砂やホコリがスポンジに混ざり、車体を擦るとキズが生じる可能性があるからです。さらに、洗車後の水分をきちんと拭き取らないとシミの原因にもなります。

タイヤが劣化する

タイヤ側面(サイドウォール)にカーシャンプーが残ると、劣化の原因となります。なぜなら、サイドウォールは走行中の衝撃を緩和し、タイヤ内部の部材を保護する重要な役割を果たしているからです。さらに、タイヤを洗いすぎると材質が乾燥しやすくなり、結果としてひび割れを引き起こしやすくなります。

コーティング剤の効果が薄れる

頻繁に洗車を行うと、コーティング剤が消耗し、効果が次第に薄れてしまうのです。コーティング剤が擦れたり削られたりして薄くなると、車のボディを守る力が弱まり、再コーティングが必要となります。適切な洗車頻度を守り、コーティングの状態を定期的に確認することで、車の美しさを長持ちさせられるでしょう。

コーティング車の洗車方法についてさらに詳しく見る

おすすめの洗車頻度は何回?

推奨されている洗車頻度は一般的に、1か月に1回程度です。ここでは、保管場所や車体の色別にもおすすめの洗車頻度を解説します。

【保管の場所別】おすすめの洗車頻度

洗車の頻度は車の保管場所にも影響されます。カーポートという屋根があり壁がないタイプの駐車場所では、降雨や風により車が直接砂埃や汚れに晒されやすいため、約2週間に1回の洗車がおすすめです。

一方、屋根と壁がある車庫であれば、保護効果が高いため、汚れやダメージが蓄積する速度が遅くなります。この場合、1か月に1回程度の洗車で十分とされています。

しかし、これらはあくまで目安であり、車を使用する頻度や季節、地域の気候条件により洗車の最適なタイミングは変わる可能性があります。たとえば、雨の多い季節や塩害が心配な海沿いの地域では、より頻繁な洗車が求められます。

【車体の色別】おすすめの洗車頻度

車の色によっても洗車の頻度が異なるというのは意外かもしれませんが、それぞれの色は汚れの目立ち方や色褪せの影響を受けるため、洗車のタイミングに影響します。

まず、黒色の車は洗車が一番必要とされる色です。黒は光を反射する特性が少ないため、汚れや傷が目立ちやすい色です。そのため、黒色の車は1~2週間に1回程度の洗車が推奨されています。

次に、白色の車ですが、白は汚れが目立ちやすい一方で、黒ほど細かい傷は目立ちにくい色です。そのため、白色の車の場合は、2週間1か月に1回の洗車が理想的とされています。

一方、赤や青などの色彩豊かな車は、紫外線による色褪せが問題となります。特に、濃い色ほど色褪せやすいとされています。紫外線から保護するためにも2~3週間に1回の洗車と、定期的なワックスかけが推奨されます。

ただし、車を使用する環境や頻度によって、適宜洗車の頻度を調整することが重要です。

洗車頻度についてさらに詳しく見る

洗車をやりすぎても洗うべき タイミング

洗車をやりすぎると車を傷つけるリスクがあると説明しましたが、場合によってはこまめな洗車が必要になることもあります。

・泥道や海沿い、雪道などを走行した場合

・花粉や黄砂、鳥のフンなどが付着した場合

泥道・海沿い・雪道を走行した場合

車を運転する際、さまざまな要素が車体の汚れやダメージにつながる可能性があります。たとえば、道路を走行するときに跳ね返った泥が車体に付着すると、その汚れが固まり取り除くのが困難となります。車体の美しさが損なわれるだけでなく、長期的に車体へのダメージにもつながる可能性があります。

また、海沿いを走行するときや、塩分を含んだ融雪剤がまかれている雪道を走行するときには、特に注意が必要です。海沿いでは塩分を含んだ潮風に車体が晒されることになり、それが錆びの原因となります。同様に、雪道では融雪剤が車体に付着することで、海沿いでの塩害と同じように車体が錆びやすくなります。

泥が付着した際や海沿い、雪道を走行した後は早めに洗車を行うことが重要です。また、定期的に錆び防止のためのメンテナンスも行うことで、車を長期間美しく保つことが可能です。

花粉・黄砂・鳥のフンが付着した場合

花粉が車体やエアコンフィルターに付着すると、長期間放置することでシミの原因となり、またエアコンフィルターが詰まることでエアコンの効率が悪くなる可能性があります。これを防ぐためには、特に花粉の多い季節には定期的な洗車とフィルターのチェック・交換が必要です。

また、黄砂に含まれる微細な鉱物が車体に付着し、そのまま擦るとキズが付くことがあります。黄砂が飛来した後は速やかに洗車を行い、擦ることで生じるキズを防ぎましょう。

鳥のフンも同様に注意が必要です。一度固まると取り除くのが困難となり、時間が経つとシミになってしまうことがあります。発見次第すぐに清掃するか、車を屋内やカーポートで保管するなどして直接的な鳥のフンの被害を避けることが重要です。

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使用方法も非常に簡単。車体に直接スプレーし、クロスで拭くだけで洗車完了です。窓ガラスにも使用可能で、全体のクリーニングがこれ1本で行えます。

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洗車はやりすぎないのがおすすめ!

洗車はやりすぎるとキズや劣化を招く可能性があるため注意が必要です。

泥道や海沿いを頻繁に走行する場合、花粉や鳥のフンが付着した場合は、車の劣化を早めるため、こまめな洗車が必要です。しかし、基本的に洗車頻度は1か月に1回程度が目安とされています。

洗車回数を減らすためにはコーティング剤を施すなどが有効です。NILESの「WASH HOUR」は、ワックスコーティング効果があるので洗車のたびにコーティングが可能です。「WASH HOUR」で洗車すると汚れが付着しにくくなるため、結果的に洗車回数を減らせるでしょう。車を美しく保つためには、洗車はやりすぎず、かつ定期的にワックスがけを行うことをおすすめします。